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図で見る為替変動パターンの変化

90年代~2002年までと2003年以降のドル円相場で
何か目に見える変化はあるのでしょうか?

この質問に対する答えは、長期間のバックテスト結果で
資産曲線の傾きが先細り傾向にあるドル円のトレードシステムに警鐘を
鳴らすことになります。


1.長期ボラティリティの減少

ドル円の月足チャートを見てもわかるように、
90年代は160円から80円、そしてまた150円台へとまさにジェットコースター
のような動きでした。

FXシステムトレード研究


この時期の上下のレンジは約80円で、この幅が徐々に狭まってきた時期が
ちょうど2002年です。

「日経ビジネス」のコラムで
本多秀俊氏(みずほコーポレート銀行為替ストラテジスト)は、
通貨市場におけるボラティリティが、近年低下の一途をたどる要因には、
主として以下の3点があると主張しています。

※コラムは2007年のサブプライムショック以前に書かれたもの

(1)通貨当局と市場とのコミュニケーションの成立
(2)世界経済の均質化
(3)デリバティブ(金融派生商品)の発達と普及

参考:http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20070130/117950/



2.トレンドの持続性

上記1と内容はかぶりますが、
90年代のドル円相場はトレンドが非常にはっきり出ていた時期と言えます。

一方、2003年~2007年のサブプライムショック以前までは
どちらかと言うと保ちあい相場。

先に挙げた月足チャートを見ても、1年以上続くような長期トレンドの存在において
明らかに90年代と2003年以降で差があります。

週足に対しADX(10)の値をとり、その頻度分布を調べ
1991年~97年と2002年~2008年を比較すると
下図のようになり、ここでも長期トレンド数の差を確認できます。

FXシステムトレード研究


以上1、2からわかる点は


①1990年代のドル円相場はボラティリティが高く、
 長期のトレンドが近年より多く発生していた。


②それゆえ、長期トレンドフォロー戦略が非常に有効。

③しかし近年、サブプライムショック以前までボラティリティが
 低下傾向にあったため、長期トレンドフォロー戦略が機能しなかった。


ということになります。


長期トレンドフォローでは、バックテストに使用するサンプルデータ
のボラティリティに注意すべきです。

上げ相場にフィッティングされたシステムが下げ相場に簡単にやられる-
これと同様に、高いボラティリティにフィッティングされたシステムもまた
低いボラティリティで機能しなくなります。


みなさんも自作のシステムをもう一度よく見直してみてください。
長期のバックテストを行ったということだけで、安心していませんか?

もしそのシステムの資産曲線が先細り傾向にあり、
資産増加期間が90年代に集中しているようなら要注意です。


   【FX システムトレード派はこちら

Comment

No Title

後からなら何とでもいえますよね。何個か思い当たる原因を適応してみて、適応すれば原因とすればいいわけですから。それに1個の例ですから、意味があるんですかね。
もし、意味がある原因の追究をするならば、システムトレーダー的には、過去に起こった相場変化の原因を統計的意味があるレベルまで集めなければならないのではないですか?

  • hg [#-] |
  • URL |
  • 2009 06/10 (Wed) 11:43
ご質問どうもです

>hgさん


ご質問の意図が少しわかりづらかったのですが、

相場変化の原因、つまりボラティリティの減少の原因が
記事に挙げた3つであると断言するには事例が少なすぎるという主張でしょうか?

もちろん、ボラティリティの減少は記事に挙げた3つが原因「ではない」かもしれないですし、3つ「以外」の原因も考えられます。

その点についての検証は難しいかもしれません。

問題となっている長期間の相場変化に関して
十分なサンプルは得られないでしょうから。

  • Phai [#qbIq4rIg] |
  • URL |
  • 2009 06/10 (Wed) 18:45
  • Edit
No Title

原因と言っても問題ないと思います。が、なんというか、原因が正しいとか間違ってるって言うのは、それほど気になってはいないんですよね。原因を後付したところが問題だと言うことですね。今後ですよ。今後、そのような原因で相場が変化するということを予測できればそれは意味あることだと思うんですよ。でも、それってやっぱり未知でしょ?なぜならあなたのおっしゃるように十分なサンプルがないんですから。統計的にこういう原因で相場変化が起こるだろうって予測できないんですよ。
ということは、こういうことを考察することに意味あるのかな?ってなりませんか?って言うのが私の主張です。

  • hg [#-] |
  • URL |
  • 2009 06/11 (Thu) 19:13
>hgさん

hgさんのご質問でたびたび「原因」という言葉が出てきますが、

①ボラティティの減少は、通貨当局と市場とのコミュニケーションの成立、世界経済の均質化、デリバティブ(金融派生商品)の発達と普及が「原因」だ。

②システムが機能しなくなったのはボラティリティの減少が「原因」だ。

この2つのどちらをhgさんが問題にされているのか、
よく把握できていないのですが、
恐らく②の方だと推定して話を進めます。

hgさんのご質問は、
69日間移動平均システムが機能不全に陥る前の段階、つまり2002年の時点でこのシステムが適応できない相場(=ボラティリティの減少)が来ることなんて
予測できないはずなのに、あたかもそれを予期しているかのように考察しているのはおかしい、それは後付けではないか、というような趣旨だと思います。
(まちがっていたら、ご指摘ください)

おっしゃるように、本文は言い過ぎた部分もあるかもしれません。

一般的に相場は
(1)上げ(2)下げ(3)高ボラティリティ(4)低ボラティリティというパターン分けが可能です。

トレンドフォロー戦略の大敵であるボラティリティの収縮に対し、ただバックテストでは問題なかったという理由だけで何も策を準備していないことは危険です。

69日移動平均線による売買戦略も例も
そうした危険性を知ってもらうために取り上げました。

トレンドフォロー戦略を実践するなら、
過去のデータにはないようなボラティリティの収縮まで想定してその対策を考えておく必要があると思います。

対策の1つとして考えられる逆張り戦略にも
ある程度のボラティリティは必要です。

逆張りさえも機能しないほどの収縮期では
もはやスワップ目当てのBuy&Holdかオプションしか手段はないでしょう。


ユーロ円相場は長期的な視点で見ると2008年の暴落前までほぼ上げ一色の相場でした。

当時だれもこれがずっと続くなんて思ってはいなかったはずです。

いつかはわからないけど本格的な下げが来るという想定さえあれば、
安易な逆張りロング一辺倒の戦略→暴落により大損
というわかりやすい破綻コースをまぬがれたでしょう。

つまり、盲目的に長期間のバックテストをやって結果が良かったらそれでOKというわけではないというのが私の言いたいことです。

そういった警鐘の意味を込めて記事にしたということ
をご理解いただけたらと思ってます。

  • Phai [#qbIq4rIg] |
  • URL |
  • 2009 06/12 (Fri) 21:04
  • Edit
No Title

要はあるパラメータAに注目して、相場変化を見ようというお話ですよね?まずここが違うとお話にならないんですが、正しいという仮定の下に話を進めます。

で、今回はどうもAはボラティリティーの変化だった。だから今後もボラティリティーには注目しておこう。というお話だと思うんですが。。。

でも、ボラティリティーの変化が相場の変化と対応した例は一つだけなんですよね?だから今後もボラティリティーに注目して相場変化を見ようというのはシステムとレーダー的にはどうかな?と思ったんです。

ボラティリティーじゃなくてほかの原因でもなんでもいいんです。要はサンプル数が少ないと思うんですよね。

  • hg [#-] |
  • URL |
  • 2009 06/14 (Sun) 23:31
>hgさん

一般的に相場変化というと、
(1)上げ下げ
(2)変動幅=ボラティリティ
の2つの指標が挙げられると思います。

※もしこの2つ以外に相場変化と言うときの
※定量的な指標がありましたらお教えください。

上げ相場下げ相場についての変化は誰もがはっきりと認識し注意する相場変化ですが、変動幅についての注意は比較的低いと思っています。

そういった意味で今回はボラティリティについて着目しています。

  • Phai [#qbIq4rIg] |
  • URL |
  • 2009 06/20 (Sat) 20:06
  • Edit
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プロフィール

Phai

Author:Phai
4年前に専業トレーダーに転身。
トレンドフォロー系のシステムをメインに複数のシステムで資産運用を行っています。
メンバー100名以上→【FC2限定システムトレードコミュニティを立ち上げました

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