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  2. 2010年04月

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アジア/欧州/NY 時間帯別の為替変動率

今回は基礎データの整理です。

時間によって為替の動き方が違うというのは多くの人が実感していることですが、
いったいどのように違うのかはっきり整理しておきたいと思います。

まず、1日24時間を大きく3つに分けてそれぞれ

①アジア時間(日本時間の6時~14時)
②欧州時間(日本時間の14時~22時)
③NY時間(日本時間の22時~6時)

とします。


2003年4月~2010年3月までのドル円のヒストリカルデータを使用し、
各時間帯でのレンジ(=高値と安値の差)を調べてみます。

具体的には8時間足チャートで各時間帯でのレンジを過去5400本分のバーについて調べます。


結果をまとめると以下のようになりました。

アジア(日本時間6時~14時)

平均レンジ 51.1pips
標準偏差  31.9pips

欧州(日本時間14時~22時)

平均レンジ 66.6pips
標準偏差  34.0pips

NY(日本時間22時~6時)

平均レンジ 64.3pips
標準偏差  38.0pips


平均値と標準偏差を表示しましたが、
レンジの分布は正規分布になっていないので参考程度にお考えください。

変動率 = レンジ ÷ 始値

として、各時間帯の変動率の頻度分布をグラフにしてやると下の図のようになります。

FXシステムトレード研究


X軸は変動率(%)でY軸は頻度(回)を表します。
グラフの右サイドに長いテイルが出てくる対数正規分布ですね。

グラフを見ると明らかにアジア時間での変動率が他2つに比べ低いことがわかります。
まあこれはわざわざグラフにしてみるまでもなく、日々実感できることなので
大きな発見ではありません。

一方欧州とNYを比較してみるとほとんど差はないものの
若干欧州(グラフ青)の方がNY(グラフ赤)より右側に寄っており、
少しだけ変動率が大きいということがわかります。

欧州がNYの変動率に等しい、もしくは若干大きいという特徴は
ドル円に限らずユーロ円やユーロドルなどでも見られます。

今回の時間区切りでは経済指標の発表がある21時半が
欧州時間に分類されているので、その影響があるのかもしれません。


 【FX システムトレード派はこちら


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金利差を考慮したEURUSDシステム

前回紹介した1999年から1280回トレードのシステムにフィルターを加えたシステムです。


◆期間:1999年1月~2010年3月

◆対象通貨ペア:EURUSD

◆トレード数:1060

◆勝率:61.9%

◆獲得pips:18156.6pips(スプレッド3pips スワップ考慮済み)

◆PF(プロフィットファクター):1.48

◆PR(ペイオフレシオ):0.91

◆1トレードあたりの平均損益:17.1pips (標準偏差 121.4pips)

◆最大ドローダウン:1124pips

FXシステムトレード研究


いろいろ調べたところ、どうも金利差が影響している可能性が強かったため
金利差による売買条件を付加したところ、

【前回との比較】

トレード数は1280→1060に減少

平均損益は16.9→17.1と微小(+1.2%)に増加

標準偏差は144.1→121.4と減少(-15.8%)

という結果になりました。


1トレードの平均損益はほとんど変わらないですけど、
標準偏差は減少しています。

つまり、安定度が増したと言っていいと思います。

これは数値よりも前回と今回で2つの資産曲線を比較してみれば
見た目ではっきり違いが出てるわけですが、一応統計的な検証も
付け加えておきます。


まず前回と今回のトレード損益分布の分散が同じかどうかの検定です。

前回と今回で1トレードの損益について分散比をとると、

(144.1)^2 ÷ (121.4)^2 = 1.409

という計算結果になります。


エクセルの関数FINVを使用し以下の計算をします。

0.01=FINV(0.01,1279,1059)=1.147

この数値は先に計算した分散比より小さいので、
2つの分散が等しいとは言えないという結論になります。


次に、前回と今回の平均トレード損益に違いがあるかどうかの検定です。

分散が等しいと言えない場合のt検定はwelchの検定によって

t =(17.1-16.9)
    ÷power((144.1)^2/1280 +(121.4)^2/1060, 0.5) = 0.036

となり、t分布表から平均トレード損益に違いがあるとは言えないという結論になります。


参考: http://ja.wikipedia.org/wiki/T%E6%A4%9C%E5%AE%9A


【まとめ】

金利差を考慮した条件付加は出てきた結果だけ見ると、

1.平均トレード損益は変わらず

2.安定度増加(リスク低下)

と好ましい結果ですが、それに至る過程はあまり褒められたものではありません。

経験上、初期案でバックテストして後からダメなポイントを
見つけ出して修正するとカーブフィッティング一直線って感じですから(苦笑)


追記1
トレード損益分布の正規性検定は省略しました。

追記2
金利差データは過去の政策金利を使用しましたが
FFレート、EURIBORレートを使用したもので再検証したいと思ってます。

1999年から1280回トレードのシステム

今年の初めに久しぶりに手ごたえのある売買ルールを見つけ、
その最終テストに入っているのですが、どうも雲行きがあやしくなっています。

◆期間:1999年1月~2010年3月

◆対象通貨ペア:EURUSD

◆トレード数:1280

◆勝率:58.9%

◆獲得pips:21612.6pips(スプレッド3pips スワップ考慮済み)

◆PF(プロフィットファクター):1.39

◆PR(ペイオフレシオ):0.97

◆1トレードあたりの平均損益:16.9pips (標準偏差 144.1pips)

◆最大ドローダウン:2700pips

FXシステムトレード研究

システムのパラメータは1つ
シンプルかつサンプル数も多く、かなり期待できるはずなのですが、
上図の○で囲んであるように直近の資産曲線の伸びがいまひとつです。


1.2009年からのパフォーマンスが物足りない。

シンプルなだけに同じような手法が広まっている可能性はあります。
もしかしたら、賞味期限が切れてるものを見つけてしまったのかもしれません(苦笑)

2.既存のシステムとの相関

メインシステムの1つであるドル円のブレイクアウトシステムは
2010年に苦戦していますが、対象通貨の違うこのシステムも同様に苦戦しているので今のポートフォリオに組み込むことに消極的になってしまいます。

3.不調の原因は?

不調の原因がはっきり把握できていません。

さっき挙げたように単に賞味期限切れなのか、
あるいは別の要素が効いているのか?

・ボラティリティ

いまのところボラは関係ないという結論です。

・ファンダメンタルズ

ユーロのギリシャ問題やFF金利先物動向などいろいろ調べていますが、
はっきりしません。
少なくともギリシャは関係なさそうというのが現在の見解です。

・EUR/CHFへのスイス中銀の介入

唯一確認できている原因は介入の影響です。
これにより為替取引のフローに紛れが生じています。
ただしこれだけで全部が説明できるわけではありません。


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3ヶ月間の運用成績

ドル円短期トレンドフォローシステム

システムのバックテスト結果は
USDJPYブレイクアウトシステム【Phai System 01】

◆期間:2010年1月~3月

◆対象通貨ペア:USDJPY

◆トレード数:25

◆勝率:32.0%

◆獲得pips:-285.9pips(スプレッド3pips考慮済み)

◆PF(プロフィットファクター):0.70

◆PR(ペイオフレシオ):1.49

◆コメント:

直近3ヶ月のドル円は低ボラでどうしようもないという感じでした。

ただ、こういうときに活躍してくれるのが
ヘッジ用に運用しているEURUSDのデイトレードシステム。

バックテスト結果は
捨てられないシステム


◆期間:2010年1月~3月

◆対象通貨ペア:EURUSD

◆トレード数:41

◆勝率:65.9%

◆獲得pips:893.0pips(スプレッド3pips考慮済み)

◆PF(プロフィットファクター):2.06

◆PR(ペイオフレシオ):1.07

バックテストでのPFは1.25と地味ですが、
この3ヶ月突如PF2.06と荒稼ぎしてます。

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プロフィール

Phai

Author:Phai
4年前に専業トレーダーに転身。
トレンドフォロー系のシステムをメインに複数のシステムで資産運用を行っています。
メンバー100名以上→【FC2限定システムトレードコミュニティを立ち上げました

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