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  2. 2009年06月

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システムトレードで長期トレードはアリか?

ここ2ヶ月ほどくらいでしょうか。
為替相場のボラティリティは減少の一途をたどっています。

この時期どうしてもトレンドフォローは苦戦します。

私が運用しているドル円のトレンドフォローシステムも
ドローダウン中です。

なんとか他通貨のデイトレシステムやトレンドフォローに助けられ
なんとか収益をキープしている状態ですが、これがこのまま長く続くのは
カンベンしてほしいところです。

さて、ボラティリティが小さくなって安定的な相場が続いている今、
キャリートレードの復活を考慮すべき時期なのかもしれません。

比較的金利差の大きいAUD/JPYやAUD/USDのロングを長期保有する戦略
はその性質上トレード数が少なくなりがちなため、システムトレード
として扱いづらいのが問題です。

システムトレードはトレード数の稼げる短期トレード
が基本となりますから。

しかし、その戦略が有効である理由がはっきりしており、
最低限の検証に足るサンプル数があるなら、その戦略を今実践している
戦略の1つに加えるのも面白いと思います。

・トレンドフォロー戦略
・カウンタートレンド戦略
・Buy & Hold型 長期トレード戦略

こんな形の複合戦略でお互いの弱点を補うようなシステム群を
構築できればベストですね。

まあ、まだ思いつきの域を出ないアイデアですが、
例えば豪ドル円なんかはボラティリティのみ見て(上げ下げは無視)
トレードしてもうまくいく傾向があるようです。
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トレード数を考慮したシステムの性能指標PRR(悲観的リターンレシオ)

トレーディングシステムの性能を表す指標
としてPF(プロフィットファクター)は有名ですが、
ラルフビンスが提唱するPRR(悲観的リターンレシオ)
さほど知られていません。


PF=総利益÷総損失
で定義されており、その式の中にトレード数は含まれません。

それに対し、PRRはトレード数も考慮した指標です。

W:勝ちトレード数
L:負けトレード数
AW:平均勝ちトレード額
AL:平均負けトレード額
T:トレード数

PRR = { ((W - √W)/T)*AW }/ { ((L + √L)/T)*AL }


※『投資家のためのマネーマネジメント』より引用
FXシステムトレード研究




ちなみに上の式は書籍に紹介されている通り忠実に書いたものですが、
よく見ると計算結果のみを出すにあたっては式内のTはなくても良いことがわかります。


PRRは同じPF値を示すシステムの中で、
よりトレード数を多いものを高評価します。

(例1)トレード数が100

W=64
L=36
AW=50pips
LW=50pips
T=100

のとき、

PF = 1.78
PRR = 1.33


(例2)トレード数が1000

W=640
L=360
AW=50pips
LW=50pips
T=1000

のとき、

PF = 1.78
PRR =1.62

HL(High Low)ブレイクアウトシステム

ニッセイ基礎研究所のレポートの中に
システムトレードのストラテジーを解説したものがあります。

モデル系ファンドのテクニカル売買と為替レートの変化

参考 → http://www.nli-research.co.jp/report/shoho/2004/Vol35/syo0412a.pdf

このレポートは2004年に書かれたものですが、
今回は、そのレポートの最後の方に載っている
HL(High Low)ブレイクアウトシステムを紹介し、そのシステムが
4年半経った今もまだ通用しているのか検証してみます。


HL(High Low)ブレイクアウトシステムの売買ルールは以下の通りです。

◆エントリー

40日間の高値を上抜けたとき買い
40日間の安値を下抜けたとき売り

◆手仕舞い

日間の安値の1pip下に買いポジションのストップ
日間の高値の1pip上に売りポジションのストップ

は以下のように計算

 = 20×(過去N日間のレンジ) / (過去N日間の日次レンジの合計)

ただし、N=21で、は1~20までの整数


エントリーは有名なチャネルブレイクアウトです。
手仕舞いの部分では、相場状況によって可変なLook-Back期間:を導入しています。

この狙いはトレンドが強く出ているときは手仕舞いを遅く、
トレンドが弱いときには手仕舞いを早くすることです。

さて、ではこのシステムの検証を行ってみます。

◆対象通貨ペア:USDJPY
◆検証期間:1999年1月1日~2009年5月30日
◆トレード数:101
◆勝率:41.6%
◆PF(プロフィットファクター):1.39
◆PR(ペイオフレシオ):1.95
◆最大ドローダウン:-1489pips

ちなみにレポートが書かれた後の2005年以降の実績は、

◆検証期間:2005年1月1日~2009年5月30日
◆トレード数:43
◆勝率:44.2%
◆PF(プロフィットファクター):1.30
◆PR(ペイオフレシオ):1.64

とまずまずです。

さらに通貨ペアを変えてユーロドルに対して検証してみました。

◆対象通貨ペア:EURUSD
◆検証期間:1999年1月1日~2009年5月30日
◆トレード数:104
◆勝率:45.2%
◆PF(プロフィットファクター):1.50
◆PR(ペイオフレシオ):1.81
◆最大ドローダウン:-1359pips


同様に2005年以降の実績は、

◆検証期間:2005年1月1日~2009年5月30日
◆トレード数:42
◆勝率:38.6%
◆PF(プロフィットファクター):1.42
◆PR(ペイオフレシオ):2.25

となっています。

中期トレンドフォロー型のせいか、収益の安定性は乏しいですが、
システムが機能不全に陥るようなこともなく、地味ながらも4年半経った今でも
ちゃんと収益を上げているというのは素晴らしいこと
だと思います。


このブレイクアウト戦略で特に目を引くのが
手仕舞いルールに使用した相場状況に応じてアダブティブに期間を変える変数
の存在でしょう。

もう一度の計算式を書いておきます。

 = 20×(過去N日間のレンジ) / (過去N日間の日次レンジの合計)

こういったアイデアは、様々な場面で応用することができます。

今回の例では手仕舞いに使用していますが、エントリーに使用することも
もちろん考えられます。
少しアレンジを加え、RSIやストキャスティックの期間に使用しても面白いかもしれません。


   【FX システムトレード派はこちら

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プロフィール

Phai

Author:Phai
4年前に専業トレーダーに転身。
トレンドフォロー系のシステムをメインに複数のシステムで資産運用を行っています。
メンバー100名以上→【FC2限定システムトレードコミュニティを立ち上げました

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