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EURUSDの移動平均線クロスでEURJPYを売買してみると

タイトルにあるようにEURUSDの移動平均線を使って、
EURJPYをトレードする
という売買システムを考えてみます。


ma1:X日間の移動平均(短い移動平均)
ma2:Y日間の移動平均(長い移動平均)

一般にはma1がma2を上にクロスした翌日に買い仕掛けを行いますが、
今回は

ma1がma2を上にクロスしたZ日後に買いエントリー

ma1がma2を下にクロスしたZ日後に売りエントリー

というようにクロスしてからのエントリーを何日か待つ
ルールに設定してみました。

※移動平均はEUR/USDのデータから計算します。

イグジットはシンプルにエントリーの翌日始値で成行き決済することにします。
ストップや利益目標はありません。

パラメータは3つ。
これを最適化してやると、X=4、Y=7、Z=5で以下のパフォーマンスが得られます。


◆対象通貨ペア EURJPY

◆検証期間 1999年1月1日~2010年2月28日

◆トレード数 429

◆勝率 55.0%

◆累積損益 3551.3pips(スプレッド4pips、スワップ考慮済み)

◆PF(プロフィットファクター) 1.26

◆PR(ペイオフレシオ) 1.03

◆1トレードあたりの平均損益 8.3pips

◆最大ドローダウン 1097pips

FXシステムトレード研究


PFは1.26、ドローダウンも大きいのでさほど良いシステムとは言えませんが、
よく知られている移動平均クロスシステムの新しいアイデアになれば思い、
報告させていただきました。

紹介したシステムはトレードする対象通貨ペア(EURJPY)の移動平均ではなく、
その通貨ペアと関係の深いペア(EURUSD)の移動平均を売買シグナルとして
使用するのが特徴ですが、このアイデアは移動平均以外に適用してもおもしろいと思います。



【ちょっとお知らせ】
都内で小規模のシステムトレードの勉強会を開催する予定です。
当ブログのコミュニティに参加頂いている方はコミュニティ掲示板のスレッドをご覧ください。

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中値ラインシステム(システムトレード勝利の方程式から)

今回は単純移動平均の代わりとして中値(=高値と安値の平均)を
使用したシステム例について見ていきます。


中値1:過去5本の最高値と最安値を足して2で割ったもの
中値2:過去14本の最高値と最安値を足して2で割ったもの

中値1のラインが中値2のラインをゴールデンクロスしたら買い、
デッドクロスで売り。


実はこれ、中値ラインシステムという名前で
システムトレード勝利の方程式」に登場する売買ルールです。

FXシステムトレード研究


書籍には以下のようなバックテストが掲載されております。


◆期間:2004年4月~2008年7月

◆対象通貨ペア:AUDJPY(480分足)

◆トレード数:221

◆勝率:45.7%

◆獲得pips:+49.72万円(スプレッド考慮済み)

◆PF(プロフィットファクター):1.63

◆コメント:

損益曲線はきれいでドローダウンが一定に収まっているのが良い



ちなみに手元にあるデータで私が検証してみると

◆期間:2004年4月~2008年7月

◆対象通貨ペア:AUDJPY(480分足)

◆トレード数:237

◆勝率:44.3%

◆獲得pips:+53.25万円(スプレッド考慮済み)

◆PF(プロフィットファクター):1.69

とだいたい同様の結果を得られました。

FXシステムトレード研究


損益曲線の形も本に掲載されているものとほぼ同じです。



さて、ではこの売買ルールの「その後」はどうなったか?

例によって追跡調査してみます。



◆期間:2004年4月~2009年12月31日

◆対象通貨ペア:AUDJPY(480分足)

◆トレード数:329

◆勝率:42.6%

◆獲得pips:+40.71万円(スプレッド考慮済み)

◆PF(プロフィットファクター):1.25

FXシステムトレード研究


損益曲線を見たら一目瞭然ですが、2009年はかなり悪いパフォーマンスとなってしまいました。

ちょうど2008年のリーマンショックの大荒れ相場で稼いだのを最後に
あとはボラの縮小に苦戦が続いてるようです。


今回の例で私は感じてることは以下のことです。


1.トレード数200程度のシステムはかなり危険

バックテストでのサンプル数が200程度しかないシステムはかなり危険でしょう。
仮にフォワードテストで100ほどサンプルが増えてもまだ全体で300です。

加えてこのシステムはAUDJPY1通貨のみに対応する特殊なシステムですから、
やはり最低でも400~500のトレード数は欲しいところです。


2.シンプルさの限界

この中値ラインシステムのパラメータは2つ。
シンプルなルールですが、そのシンプルさゆえの限界も見えてきます。

中値ラインシステムは完全なドテンシステムですので、
常にロング/ショートのポジションを保有します。

値幅の大きな相場は得意ですが、値幅が小さくなったときにも
ドテンを繰り返すので必然的に往復ビンタを食らう確率が高くなります。

ボラティリティの収縮に対し、あまりにも無防備すぎるシステムだと言えるでしょう。

ドル円移動平均線クロス売買システムの経過検証

検証と言えるほど大袈裟なものでもないんですが、
今年の2月24日の記事「移動平均クロス売買の検証(2)」に書いた移動平均線クロス売買の経過を見てみましょう。

まずはおさらい。

売買ルールは、

(1)移動平均線13日が15日とデッドクロスした翌日に成行き買い

(2)移動平均線6日が12日とゴールデンクロスした翌日に成行き売り

(3)固定利食い幅、固定損切り幅ともに100pips(エントリー日は例外)

というものでした。


一般的に移動平均クロスの売買戦略はトレンドフォローなんですが、
このシステムはゴールデンクロスで売り仕掛けを行い、
デッドクロスで買い仕掛けを行うという通常とは逆のことをやってるわけで
結果的にそれが逆張りになっています。


かなり適当な作りになっているので、ほとんど通用しないシステムだろうと
予想してましたが、それからの経過はどうなったでしょう?

◆検証期間:2009年1月1日~2009年11月13日

◆対象通貨ペア:USDJPY

◆トレード回数:19

◆勝率:42.1%

◆PF(プロフィットファクター):0.98

FXシステムトレード研究



PFは1を切っており、予想通りパッとしない成績です。

ちょっとシステムトレードに精通している人なら、結果を見るまでもなく
ほぼ予想できたことでしょう。


バックテストにおいて、

・トレード回数 200回

・PF 1.5

・パラメータ数 6

・1通貨のみ対応

というような条件のシステムには
ほとんど信頼度はないと言ってもいいかもしれません。

バックテスト15年でPF2.2のシステムが機能不全に陥る

前回の記事、「過去15年間でPF2.2、移動平均を使ったシステム」は
1988年~2002年までのドル円相場において、
終値と69日間移動平均線の関係で機械的売買を行えば、
プロフィットファクターは2.0を超える-という内容でした。

では2003年以降も

終値が過去69日間の移動平均を上回った翌日に成行き買い
終値が過去69日間の移動平均を下回った翌日に成行き売り


で稼ぎ続けることができるのでしょうか?


結果は次の通りです。

◆検証期間:2003年1月1日~2008年12月31日

◆トレード数:115

◆勝率:15.7%

◆累積損益:-3,631pips

◆PF(プロフィットファクター):0.56

◆PR(ペイオフレシオ):3.01


見るも無残な成績です。

1988年からの2008年まで、好調だった15年と不調に陥った6年を通して
損益曲線を描くと以下のようになります。

FXシステムトレード研究


この結果は、多くのシステムトレーダーにとって非常に注意を
払うべきものでかつ示唆に富んだものだと考えます。

一体何がいけなかったのでしょう?

2003年以降の結果を見て、
「ああ、これはオーバーフィッティングだったんだ。」
と決め付けるのは短絡的です。

2002年までのバックテストの段階で、何かシステムの欠陥に
気付くことはできかったでしょうか?



2002年までの検証では、
バックテストで気をつける点を守っています。

1.長期間のバックテストをやりなさい

→1988年から2002年まで15年間のバックテストをやった。

2.売買ルールはシンプルなほど良い。

→1本の移動平均線のみの売買ルールで、顕在的パラメータ数は1。
 これ以上シンプルなルールはない。

3.ロング、ショートともに機能しているか?

→ロングのPF=2.24、ショートPF=2.20とどちらも申し分ない。


15年間のバックテストをパスした69日移動平均によるクロス売買が
以降6年間で破滅的な損失を被った理由・・・

現段階の私の結論としては、

過去(=90年代)と近年(=2003年以降)では相場が変わってきているため

と言わざるを得ません。

しかし、この結論には注意すべきことが1つあります。

2002年以前とそれ以降で具体的に為替相場の何が違うのかを
はっきりさせないまま、相場が変わったという理由だけで片付けてしまっては
バックテストの行為そのものの意味が失われてしまう
ということです。

90年代~2002年までと2003以降で為替変動に
何か目に見える変化が確認できるでしょうか?


次回、「図で見る為替変動パターンの変化」に続きます。

   【FX システムトレード派はこちら

過去15年間でPF2.2、移動平均を使ったシステム

移動平均によるクロス売買をもう少し掘り下げてみます。

偶然、移動平均線を使ったトレード戦略についてのレビューを見つけ、
その内容を自ら検証してみました。

【参考】Simple trend-following strategies in currency trading.
    (J. James - Quantitative Finance, 2003)

著者は1988年から2002年までの為替レートを調べた結果、
非常にシンプルな移動平均線を使った売買ルールがうまく機能すると報告しています。

その売買ルールとは、

終値が過去N日間の移動平均を上回った翌日に成行き買い
終値が過去N日間の移動平均を下回った翌日に成行き売り


というもの。

信じれないくらい単純です。

文献にはUSDJPYではN=69、つまり69日間の移動平均がベスト
とあります。

そこで手元にあるデータを使い、自らも検証してみました。


◆検証期間:1988年1月1日~2002年12月31日

◆対象通貨ペア:USDJPY

◆トレード数:171

◆勝率:36.3%

◆累積損益:13,844pips (スプレッド3pips考慮済み)

◆勝ちトレードの平均損益:406.9pips

◆負けトレードの平均損益:105.4pips

◆1トレードあたりの平均損益:80.96pips

◆PF(プロフィットファクター):2.22(ロング:2.24 ショート2.20)

◆PR(ペイオフレシオ):3.86

◆最大ドローダウン:2,544pips

※1998年以前の古いデータの関しては
※データ精度が低い可能性がありますが、だいたいの数値は信頼できます。

資産曲線は以下のようになります。

システムトレード研究


確かに良いパフォーマンスです。

1本の移動平均だけ使ってこのパフォーマンス・・
あまりにも単純で拍子抜けしてしまいます。

長期のトレンドフォローらしく勝率は40%未満と低め。
その代わり、PR(ペイオフレシオ)は3.0を超えてきます。
典型的な利大損小型のシステムです。


さて、ここからが本題。

では、この売買ルールでその後もトレードを続けた場合どうなるでしょう?

もしかしてこのレビューの筆者は2002年までのバックテストを元に
2003年以降この売買ルールで実際に取引したかもしれませんね。

気になる検証結果は次回に。


   【FX システムトレード派はこちら

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プロフィール

Phai

Author:Phai
4年前に専業トレーダーに転身。
トレンドフォロー系のシステムをメインに複数のシステムで資産運用を行っています。
メンバー100名以上→【FC2限定システムトレードコミュニティを立ち上げました

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