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同じような通貨の「差」を考える

以前に紹介したことのあるこのグラフ。

FXシステムトレード研究

記事はこちら→http://fxfxtrade.blog81.fc2.com/blog-entry-131.html

これを見れば主要通貨がだいたいどのように動くかがよくわかります。

オセアニアとカナダの資源国通貨と言われるグループ、
ポンド、ユーロ、スイスフランのヨーロッパ通貨

そして円は明らかにそのどちらにも属さない通貨です。

それぞれのグループ内で
例えばユーロとポンドというように概ね同じような動きをする通貨に注目して
その差を考えてみましょう。

ユーロが買われているのにポンドが売られているようなことはよくありますよね。

その理由は何なのでしょう?
同じような通貨なのに一方が買われ、一方が売られる・・これは絶対何か理由があるはずです。

ではそのような状況で、じゃあ次に何が起こるのか予測できないでしょうか?

ユーロとポンドだけではなく、
豪ドルとニュージーランドドルではどうでしょう?


これは相関性の強い2通貨に注目するのと同じ意味です。

多くの場合、相関性の強い2通貨のペア(EURGBPとか)をただ単に逆張りするという
戦略で留まってしまうことが多いようですが、
今回私が主張するのはそういうことではありません。

EURGBPが上向きか下向きか、
AUDNZDが上向きか下向きか、

それによって何か別の通貨の動きが予測できるのではないか?

ということを考えてみようということなのです。


同じようなものの差を考えるという方針は通貨だけに限りません。

米国株と日本株、バリューとグロース、株と債券、金と原油・・・

いろいろな可能性がありますね。


・・・書けるのはギリギリここまでです。
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適応型?ファクターモデル

直近N日間のデータから翌日の騰落率を予測してみようという試みです。

FXシステムトレード研究

上の図のようにN日間の説明変数と目的変数を直線回帰させ、
翌日の変動を予測させます。
回帰式は毎日更新されるので、静的なモデルではなく動的です。

まあこれを適応型と呼んでいいのかどうかわかりませんが、
直近の傾向に沿ったリターン予測を行うという意図を持った戦略です。

明日の予測値がプラスであればロング、マイナスであればショートします。


相場環境の変化の要因を考えるものではなく、
何かわからないけど変化が起こればその傾向についていく
(起こらない場合もついていく)という手法をとっています。


静的なモデルでは、いわゆる「見せかけの相関」にとらわれてしまうこともあり得ます。
もしその相関を揺るがす相場変化が訪れれば、それはすなわちシステム破綻を意味してしまいます。

動的モデルはそうした問題にも適応できることを期待しているわけですが、
実際にはそんなにうまくはいきません。

例えば正相関から逆相関に変わったとして今後その逆相関がずっと続くのか、
それとも一時的な相場の気の迷いですぐにまた従来の正相関に戻ってくるのか、
わからないからです。

動的モデルは「ルールを変えるルール」を設定しているわけで、
この「ルールを変えるルール」に対するトレンドフォローを行っているようなものです。
もしトレンドがなくコロコロと猫の目のように変わっていては動的モデルも成すすべがないでしょう。


とりあえず今回は例として、直近N日間のEURUSDとダウの騰落率を説明変数とし、
翌日のEURUSDを目的変数とした適用型ファクターモデルを考えてみました。

以下がNを変えてバックテストしたときの損益曲線です。

(1)N=20
FXシステムトレード研究

(2)N=30
FXシステムトレード研究

(3)N=40
FXシステムトレード研究

(4)N=50
FXシステムトレード研究



上記のような分析もエクセルで簡単にできます。
単回帰ならslope,intercept、重回帰ならlinest,indexといった関数を使用すればOKでしょう。

なお今回は回帰直線のあてはまり度は無視していますが、
あてはまりの良いときのみエントリーするといったようなフィルタを付加する
ことも考えられます。

日米金利差とドル円レート

日米の金利差とドル円の関係を1999年からプロットしてみました。

FXシステムトレード研究


※何の金利を見ているかは末尾のリンクを参考に。


近年はそこそこの正相関がありますが、
1999年~2001年あたりは逆相関ですね。

2000年から2001年にかけて6.5%あった金利差が一気に2%台まで縮小したとき、ドル円は108円から130円へ大きく上昇しています。
この動きは常識的な見方からすると変だと感じる人も多いでしょう。


ちなみに、
前日に金利差が拡大したとき→ドル円ロング
前日に金利差が縮小したとき→ドル円ショート

を行うと、

FXシステムトレード研究


こんな感じの損益曲線になります。
逆相関に見える1999年~2001年でもそこまでひどい結果にはなりません。

しかし全体としてはドローダウンも大きくイマイチな印象です。
金利差のみでドル円のトレード戦略を考えるのは難しいと言えるでしょう。



参考:
http://www.mizuho-ri.co.jp/research/economics/pdf/market-insight/MI110818.pdf


FX システムトレード派はこちら

5市場ポイント加算によって売買サインを決定するシステム

対象通貨ペア:USDJPY

5市場:

(1)ドル円自身
(2)株式市場
(3)金利市場
(4)商品市場
(5) ?


上の(1)~(5)の終値が前日比でプラスかマイナスかによって
ポイントを+1または-1します。

注意点として、
例えば金利が前日比プラスであるなら、ポイントとして+1が加算されますが、商品市場が前日比プラスであるなら、ポイントは-1されます。
正負の符号は、市場の動向がドル円レートに与えるであろう影響を考慮した上で決めておきます

ポイントをすべて合計し、その値が正ならば翌日に買い、負ならば売りを行います。

※この売買ロジックは以前「トレード数を増やすためのシステム設計」で
※紹介したシステム量産テンプレートに沿った構成になってます。


以下がそのバックテストです。


◆期間:1999年1月~2011年2月(直近)

◆対象通貨ペア:USDJPY

◆トレード数:1273

◆勝率:59.7%

◆獲得pips:+18539.1pips(スプレッド3pips考慮済み)

◆PF(プロフィットファクター):1.47

◆PR(ペイオフレシオ):0.99

◆1トレード損益: +14.6pips(標準偏差105.2pips)

◆最大ドローダウン:-1023pips



このシステムは、
いつ崩れるともわからないドル円と1市場だけの連動性よりも、
5市場の連動性に分散してベットしてみようという意図があります。

あるいは、各市場のトレンドを多数決する戦略とも言えます。


ただ、ここで1つ疑問点として、5つの市場を全部同率に扱っていいのか?
という問題が生じます。

そこで各市場にウェイトを掛けるように、パラメータw1~w5を導入してみることにします。

上のシンプルな例では、5つのポイント合計Pは

 P= p1 + p2 + p3 + p4 + p5

でした。

パラメータを導入するとポイント合計は以下のように書けます。

 P= w1*p1 + w2*p2 + w3*p3 + w4*p4 + w5*p5

w1~w5は各市場のウェイトです。
今回のテストでは、w1~w5はそれぞれ0,1,2の3通りの値
をとりうるとして、3^5 = 243通りの最適化を行いました。

※勉強会でTradeStationのデモンストレーション見た方なら
※わかると思いますが、この最適化に要す時間は1分程度です。

5パラメータというと多すぎると思われるかもしれません。
しかしシステム拡張ステップを1つ上げただけで、
複雑なことをやってるわけではありません。


以下はパラメータ最適化後のバックテスト結果です。


◆期間:1999年1月~2011年2月(直近)

◆対象通貨ペア:USDJPY

◆トレード数:1186

◆勝率:62.1%

◆獲得pips:+20711.5pips(スプレッド3pips考慮済み)

◆PF(プロフィットファクター):1.56

◆PR(ペイオフレシオ):0.96

◆1トレード損益: +17.5pips(標準偏差109.8pips)

◆最大ドローダウン:-937pips

◆神レシオ:12.1%

FXシステムトレード研究


最後に、最適化されたシステムでの合計ポイントPとドル円の騰落率
を線形回帰させてみました。

FXシステムトレード研究

横軸がポイントP、縦軸がドル円騰落率(%)です。

R^2 = 0.011、この数字自体は経験上悪くない数字です。
もし1000以上のトレード数でR^2が3%以上のものがあれば、
その資産曲線はほぼ直線にしか見えないレベルのものになるでしょう。


  【FX システムトレード派はこちら

市場間の相関が逆転するとき

とうとう円売り介入来ましたね!

ドル円は82.88から一日で3円近く上昇。
介入額は2兆円~3兆円とも言われており、
1日の介入額としては過去最高を記録しそうです。

基本的にトレンドフォローな私のポジションも少し痛手を被りました。


さて今回はマネーフローの話です。

FXはマネーフロー、つまりお金の流れをいろいろと調べてみるのも面白いのですし、
1通貨ペアのチャートしか見てない場合に比べ、明らかに見える景色は変わります。


マネーフローを調べるということは市場間の相関を見ることにつながります。

例えば、EURUSDとある金融市場Mの騰落率に

当日EURUSDの騰落率 = a ×(前日Mの騰落率)+ b  (1)

というような関係性があったとすれば、
市場Mの動きに合わせてEURUSDをトレードすれば良いことになります。

EURUSDのチャートなんか見る必要はありません。

こうしたトレード戦略は、ルールもシンプルですし、
カーブフィッティングに陥る可能性を低くなると一般的に言われています。


しかし、そのようなシステムでもやはり機能しなくなる事例はいくつもあります。

それまでのマネーフローと逆のフローが生じたり、
フローそのものが消滅してしまうことがその原因です。

今回のような日本の円売り介入も
円だけじゃなく他通貨の需要にも紛れを生じさせるので、
システムのパフォーマンスが一時的にブレることが予想されます。


下の2つの図は2009年を境に、それまで10年間も続いた
市場間の関係が見事に逆転しているのを示したものです。


FXシステムトレード研究

  ↑1999年から2008年まで10年間のデータで上記(1)式への回帰を行ったもの。相関は正相関でR^2=0.027


FXシステムトレード研究

            ↑2009年以降は逆相関でR^2=0.015


もしこの図を見て、「ああ、あれね」とパッとわかる人は、
いますぐシステムトレードコミュニティに入りましょう(笑)

http://blog.fc2.com/community/detail/11007/

そして次回のオフ会(勉強会)でお会いしましょう。

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プロフィール

Phai

Author:Phai
4年前に専業トレーダーに転身。
トレンドフォロー系のシステムをメインに複数のシステムで資産運用を行っています。
メンバー100名以上→【FC2限定システムトレードコミュニティを立ち上げました

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