昨年の10月終わりに紹介した【
クリック365逆張りシステム】を覚えていらっしゃる方は多いと思います。
この話は、クリック365のドル円のポジション動向を見て、
その増減と逆向きにポジションを張ることで結構勝てますよというものでした。
私は特にドル円のロングポジションの動向に注目しました。
クリック365のドル円はいつも大幅な買い越しです。
前回から1年近く経とうとしてますが、この傾向は変わってません。
多くの人にとってドル円は株の1銘柄のように買い目線オンリーの通貨ペアなのでしょうか。
あの後、勉強会などでも
「あのシステムをこう改良してみたんですけど・・」といった質問を
いくつか頂くなど反響があり、私としてもなんとか運用まで持っていきたいシステムの1つでした。
ただ前回のコメント欄でfaiさんやくーちゃんさんが指摘されたように、
負け組のポジション動向とその後の値動きには因果関係はなく、また予測性もありません。
ただ、値動きとポジション動向の関係を眺めていると、
損切りできないポジションが増えていくことと価格のトレンドには密接な関係があり、
それが原因でポジション動向に逆張る戦略はうまくトレンドをキャッチしやすい
トレンドフォロー型の戦略になっていることに気付きます。
場面によっては価格動向を見てトレンドフォローを行うよりも、
精度の高いトレンドフォローを行うことができるのです。
私はあの後、ロングポジションの移動平均乖離率とドル円の自身の乖離率、
両者のバランスによって売買を決定するシステムを作りしばらくフォワードテストしてみることにしました。
今年初めからの
成績はPF2.23。
トレード数が少ないため獲得pipsは小さいですが、悪くない成績です。
ボラがない直近はあまり勝てないのですが、
一方で震災後、急速に円高が進んだ後に円売り協調介入を実施した3月18日には
システムは78円台でドテン買いを行い、500pips超の利益を獲得するなど
大きなチャンスを逃さない特徴を備えています。
ただフォワードテスト中のこのシステム、
なぜうまくいくのか、その理由はやはり明確ではありません。
みんなの逆をやるとなぜか勝ててしまうという以上に何か別の理由があるんでしょうかね?^^;